日伊国交150周年記念式典一環行事
後援:在ミラノ総領事館
Kimi ga yo 君が代
~伝統と変遷の日本を見る~
~伝統と変遷の日本を見る~
フロリアーノ・テッラーノによる「Kimi ga yo - 君が代 - 伝統と変遷の日本を見る」の第4回目が、来る7月2日に行われます。今回のテーマは「幽玄と季語。日本文学の神秘と日常性」です。
日本文学は中国文学から多大な影響を受けています。中国の文学様式をモデルとし、それらを日本人の観点で理解し噛み砕き、そうして日本固有のものを作り出していったのです。
日本文学の起こりから現在までを見てみますと、その文学スタイルに変化と変遷は見られるものの、過去に遡ってすべての作品に至るまで、一貫したラインと同じモチーフを見出すことができます。
「編み込んでいく」という本来の正しい物語形式から外れた断片的な文章スタイル。自然の要素や季節の移り変わりとの真に深いふれあい。日常生活の細かい観察、超常現象の登場、そして女性の官能…。現に日本女性は日本文学における第一人者であると同時に、その主要な題材でもあるのです(日本文学の最重要作品のうちいくつかは女性によって書かれたものであり、また、男性作家はといえば、その作品の中で、美しく誘惑的な女性や、嫉妬に狂い、死んでなお男を愛する女性を描いているのです)。
今回のカンファレンスでは、日本の文学作品のいくつかを紹介し、読み聞かせを致します。また、日本語・日本文学の教師である片岡潤子も参加の予定です。
※ インフォメーションと予約
Mabic, tel. 0536240028, e-mail: biblio.maranello@comune.maranello.mo.it
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