日伊国交150周年記念式典一環行事
後援:在ミラノ総領事館
Kimi ga yo 君が代
~伝統と変遷の日本を見る~
MABIC, Maranello, marzo – novembre 2016
暫(しばらく)!
~日本の演劇の起こりから現在までを見る~
日時:10月22日(土曜日)16時
於:MABIC
住所:Via Vittorio Veneto, 5 Maranello(Modena)
どの文化圏においてもそうであるように、日本の演劇も、その起源と発展には神的背景があります。日本の伝統的な舞台、中でも特に「能」においては、神が現れたり神のお面をつけて舞ったりと、今なお宗教的意味合いが色濃く表れています。
日本の演劇は、他の日本芸術に多大な影響を与えました。例えば、版画にて扱われている人物は、当時の人気俳優が舞台の上で「見栄」を切っている姿であることが多いのです。プロットをあまり持ち合わせない日本の演劇では、舞台の上に存在する俳優自体が観衆を沸かせ感動させるギャラリーでした。俳優のスキルにより、その舞台は魔法をも奇跡をも引き起こすのでした。
古典的な日本の演劇は、音楽、踊り、歌、文学、彫刻(お面)、テキスタイルアート(衣装)、建築が融合されたものです。例えば「歌舞伎」の衣装はその作品の一部を成すものであり、また登場人物の一部をも担うものです。
日本の種々の芸術の混合が、日本芸術の大全とも言える演劇であることから考えて、「能」という言葉が才能という意味であるのは偶然ではないでしょう。ですが演劇は日本の他の芸術と違い、未だ西洋人にはほとんど知られていません。今回のカンファレンスにより、この日本の芸術を皆さんに知っていただきたく思います。
入場無料
『君が代 ~ 日本の伝統と変化』のキュレーターFloriano Terrano(フロリアーノ ・テッラーノ) 東アジア諸国や特に日本についての文化や芸術また社会についてなど、幅広い分野で記事を書く。それらの記事はイタリアの新聞や雑誌また海外向けの月刊誌などに記載されている。様々な視点からみた東アジア諸国の文化や社会についての講演会をイタリア各地で行っている。日本人の芸術家の展覧会のキュレーターと主催者もしている。記事や活動等は彼のブログ www.higashishinbun.blogspot.com にてご覧いただけます。
※ インフォメーションと予約
Mabic, tel. 0536240028, e-mail: biblio.maranello@comune.maranello.mo.it
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